最近、双子の息子たちが暇があればやっている遊びに「タイガーマスクごっこ」がある。
彼らが生まれてもうすぐ4年になるが、やっぱり1人と2人では何もかもが倍以上に大変だなあと何かにつけ感じていた。オッパイ、抱っことせがんで大泣きするわが子を両腕に抱え、途方にくれることは日常茶飯事であった。そこへまた小さい妹が加わり、今度はその妹を腕に、双子たちは両足にしがみつくこととなり、事態は物理的にも精神的にも能力オーバーの道へと突入していった。
ところが、ここへ来て様子が変わってきた。自転車のギアーを1に切り替えて最初のペダルの一踏みの時のように、いきなりフッと楽になった。2人は私の足にしがみつくのをやめて、お互いのムナグラをつかみ始めた。「おまえはトラだ、トラになるのだ!」で始まるそれは、そのまま♪白い~マットの~、ジャーングールーに~ の主題歌へ流れ込み、その後はリングサイドの高みからお互いの体上へ全体重にまかせて降りかかる・・・それの繰り返しである。時々、リングサイドから不敵なワライを浮かべて観戦していれば、彼らにとって私は「ミスターX]その人であり、ますます事態は白熱の一途を辿り、最後はどちらかが泣くまで延々と続くのであった。
「ミスターNO」の容赦ない反則技にあえぐタイガーマスク
思えば、私の亡くなった実家の祖母もアニメ「タイガーマスク」が大好きだった。夕方、タイガーマスクが始まるとテレビの前に兄と祖母と一緒に座り、よく観た思い出がある。アニメをきっかけに祖母は夜間放送のプロレス番組を心待ちにするようになり、当時「ジャンボ鶴田」さんや「ブッチャー」さんなどがよく登場していたように記憶している。もちろんジャイアント馬場さんやアントニオ猪木さんもいた。今、祖母にとってはひ孫にあたる双子の息子たちは、アントニオ猪木さんのことを「猪木先輩」と呼んでいる。
ジャイアント馬場さんといえば、恥ずかしい思い出がある。まだ幼かった私は、「ジャイアント馬場」というのは、ジャイアンと馬場という2人のレスラーのコンビ名だと思っていた。それで、馬場さんはしょっちゅうテレビに出ているのだけれど、ジャイアンさんはどうして出てこないのかが不思議だった。多分、ジャイアンさんはアメリカ人だから、普段は本国にいて日本のテレビには映らないのだろう、そう勝手に納得していた。
その話しを高校生になってから仲の良い友人に打ち明けると、「じゃあ、アントニオ猪木はどうなるわけ?アンとニオイノキなのか?」と聞かれた。世の中には、自分よりもおバカな人間がいるものだなあ、と妙に関心したのを覚えている。
あや
追伸:雑貨の新着情報、カフェのお知らせなどを期待してブログをみてくださっている皆様、ごめんなさい。
なにも裸にならなくても、、、、と思います。はい。
投稿情報: かっぱ | 2010/06/01 17:26
え?かっぱになってるのに?え?ええ!?
投稿情報: あや | 2010/06/02 10:00