こんにちは。辻谷Aです。超お久しぶりです。超、とか言っちゃってます、すみません。昨晩のこと、何についてかは忘れましたが中1の長女と話をしていて、私が「それクソ面白くない?」と発言したようで、Kに「クソとかいうんじゃない」とたしなめられましたが、ホント日常会話というのは恐ろしいものです。この春2歳になったばかりの末娘などは、食事中に美味しいかい?と聞くと、「ヤバい♪」と言います。部屋の隅っこでイジイジしているのでどうしたの?と聞くと「ヤバいわ」と言います。これはパンツの中にしてしまい、自分は今困っていると同時にすみません、と言う意味です。次男のT次郎はパズドラをやりながら、画面に向かって延々と「ヤッバ、ヤッバ、まじヤッバ」と発しています。これはまあ、自分を無意識に励ましているかけ声のようなものです。ヤバい、という言葉1つで様々な感情を表現したり自分を鼓舞したりできるというのは、本当はものすごく豊なことなのではないだろうか、と言う様なことを長女に話してみたところ、「ウッザ」と言う応えが帰ってきたので、ヤッバ、ウッザの韻に更に感心してしまった、2015年新年度スタートです!
久しぶり過ぎて書き方が分らなくなってしまったのですが、みなさまお元気でしたか?多分、私に関しては2、3年近く何も書かなかったような気がします。HPやブログが動かないと、店も動いていないと思われるのではないだろうか、とか、一度始めたことを途中でやらなくなってしまうなんて、社会人として無責任なのではないだろうか、とか一時期考えてちょっとストレスに感じていたこともあったのですが、そのうち人は人のことをそれほど気にしていない、ということに気がついて(本当にそうかは分りませんが)随分と気が楽になりました。それでも、HPが静止状態にあっても私たちの生活と店は随分と躍動的なので、私生活は別としても店に関してはなにがしかのお知らせをしなくてはならない、もしくはしないなんて月額420円ちょっとのTypepad利用料金を無駄にしている、もったいない、と思い始めるとまた少しストレスに感じ始めたりして。ついには、HPなんてものがあるからストレスを感じるんだ。全てはHPのせい、インターネット社会のせい、あーーーーん!!!ということになった時期を経て、この頃では、もう辻谷商店のHPは皆さんに忘れられているだろう、というところまで来てやっと気が楽になり、久しぶりにキーボードに向かっております。
書かなかった理由はただ1つ、ものすごく忙しかったからです。忙しいね、MAXだね、というところに第5子を授かり、忙しいね、超MAXだね、早く寝ないとね。私は妊娠出産と仕事が同時進行していく道を選んでいるのですが、やはり子供を出産すると自分の予定通りにはことが進まないので最低限体調は整えておかないといけません。店をやりながら何かを書くことができないので、夜寝る時間を割いて書いていたのですが、それができない。子供にもよると思いますが、我が家は朝までぶっ通しで寝てくれるということが無いので、子供が寝たら自分もすかざず寝るということをしないと、身体が持ちません。子供が寝た隙に仕事をしていると、自分が寝ようとした頃に子供が起きだしてを繰り返し、永遠に眠れないということになってしまいます。ということで、どんなに忙しくても睡眠時間は削らない!削らないぞ!と決めてこのトライアスロンのような生活を懸命に繋いでいます。そもそも、睡眠時間を削ってまで書く様なことを書いているとも思えなかったし、ごめんねそういう訳なんだ、というのが正直なところです。と同時にメールなどもほとんどしなくなりましたが、私の古くからの友人達は「わかってるから全部」みたいな人たちなので本当にありがたいというか面倒臭くないというか。そのくせ、ものすごいピンポイントで面白い写真などがコメント無しで送られてくるので、好きだなあ。。。と思います。ありがとう!!
今日は水曜、定休日です。明日は長女の家庭訪問があるので少し自宅を片付けようと思い、まずは冷蔵庫から。(そっからか!)と自分にツッコミを入れながら作業をしています。冷蔵庫のものを一旦全部出してみて気がついたのですが、シラタキ購入率が高い。レパートリーにほとんどシラタキを使ったメニューが無いにも関わらず、なぜこんなにもシラタキがあるのか。考えてみれば、シラタキはそんなに好きではない。いつ買ったのかさえも覚えていない。次に多いのが、実家からの手作り地場産品の数々。父母がこしらえたものもあれば、近所のおじいちゃんおばあちゃんからのものもある。父母はさておき、近所のおじいちゃんおばあちゃんにとっては北海道は海外という感覚があるようで、本当にいろいろなもの、「おばあちゃん、それこっちでも売ってるよ言えないけど」というようなものまで様々です。その気持ちは本当に嬉しくて、荷物を解いたときには心が温かくなるのに、日々の暮らしに謀殺されて冷蔵庫の奥で化石となった地場産品を発掘するたびに、自分の心の汚い部分を見せられたような気がしてちょっと気が滅入ります。冷蔵庫を覗くことが自分の心の中を覗くことだと気がついて久しいのですが、未だに罪悪感なしで覗けたことがありません。そこにきて、このシラタキ。シラタキは私の心の何を映しているのでしょう。。。
という訳で、私は明日の家庭訪問に備えてとても忙しいのですが、家庭訪問に向けて自宅を片付ける、ということにモチベーションが持てないことによる逃避先として、ここに作文を書いています。今までどんなにしても書けずに、2〜3年も放置していたにもかかわらず、明日家庭訪問だというのにこのページに向かえているのです。モチベーションが無い、ということは更なるモチベーションを生む、ということに気がついて良かった、本当に良かった。ありがとう!家庭訪問!!
この2、3年の間で店も家族もきっと凄く変わったのだと思いますが、自分達は1日1日を進んでいるだけなので「ここが!」みたいなことはわからないでいます。先月、久しぶりに(今日は久しぶりという言葉が良く出る気がする)店の大幅な模様替えをしましたので、お客さんは入ってくるなりあれ?あら?という表情をして下さるのが嬉しいです。お店のあっちとこっちをひっくり返したらどうだろう、と言ったらやってみようということになり、やってみたら予想以上にパズルがハマった感があって嬉しかったです。仕事が楽しいです。正直、子ども達と遊ぶより仕事が好きです!子ども達よ、母さんは仕事が好きだ!諦めてくれ、仕事が好きだーーーーーーーーーー!!!!!
個人的には、この数年で変わったことが沢山ありました。その大半は今年中学生になった長女による影響が大きいと思いますが、それはまた次のお話。。。(これは、クマのプーさんの動画の最後に必ず入るナレーションですね) しかし、自分の子供でも中学生になるんだあ、と驚きました。なるんですね、中学生に。クラスメイト達が次々と部活に入部し青春を謳歌する中で、特に大きな理由はないがやりたいものもないので部活に入らない、という選択をする長女を秘かにカッコいいと思いつつ。自分だったら、皆やってるしなんかボッチさんになるのも寂しいから何か入っとくか派、だったろうと思う。「寂しい?なにそれ?」と表情筋動かさずに発する長女の背景には、いつも友部正人さんの♪はじめ僕は一人だった、が流れているのでした。
雪解けも進み、道東にも春が来ました。みなさま、ふと思い立ったら辻谷商店にいらして下さい。つじや食堂も誠実に営業しております。辻谷商店に来て下さい。買って下さい、食べて下さい。みなさまの生涯のうちの極ちいさなひとときを過ごしに来て下さい。
それでは、多分また書きます。ひとまず、出したシラタキをまた冷蔵庫に戻して次の作業に移ります。
さようなら 店主A
発掘されたシラタキ群の一部