朝、嫌がる子羊ちゃんを市場へ運ぶ時のように、子供たちを車に押し込めている最中、「この前のブログ削除したんだよね」とぼそっと連れ合いが言った。「え?なんで?あの記事好きだったのに!」
何だか話が成仏されないまま、子羊ちゃんたちを乗せたジープは発進してしまった。「へー、消しちゃったんだあ」そう一人でつぶやきながら家に入って考えを巡らせていた。あの記事とは、先日連れ合いが友人と森の中へ行者ニンニクを採りに行ったときのことをつづったもの。その友人と一緒じゃなかったらなかなかはいっていけないような、ディープな森だったし、クマの爪あとや鹿の亡骸に出会った様子載せていて、面白いなあ、遠くの友達が見たら道東を感じられるのかなあ、なんて思っていたもの。
それを消しちゃったんだあ。とまた思ってちょっと残念だったけれど、ふと、ブログというものに(それが何人みてくれていようといまいと)自分の思いを綴ることに対する恥ずかしさとか、謙虚さとかを忘れないで持ってい続けることは大事なことなのかもなあ、と思ったりもしたのだった。
後から読み返してみて、ふと気恥ずかしくなったのかどうか分からないが、「もう1日はいろんな人に読んでもらったから十分」と言っていた。
インターネットに慣れっこになって、どんな人でも情報や見解などが自由に閲覧できたり投稿できる今日この頃、そういう便利さに慣れっこにならないようにいつも自分の感受性に責任をもっていきたいなあと、志を新たにした午前8時54分であった。 あや
ややややや!夜中に突然、稚拙文章突発性弱気症候群に冒されてしまいまして、ご迷惑をおかけ致しました!リニューアルOpenいたしましたので、これからもよろしくお願い致しマース!ちゃお!
投稿情報: Katz | 2010/05/14 16:01