あと、今日はあんまりお天気がいいので、夕方早じまいして外で遊んでいたりも
しますので、そちらもよろしくお願いいたします。
これまでの雨と寒さが、まるで悪い冗談だったかのような、暖かい初夏の陽気の週末の弟子屈でした。
キタキツネの子どもを追いかけて走る娘を車でゆっくり伴走しながら、いつの日かこの日々が、生涯のうちで1番大変でもあり楽しくも美しい時代であったな、と振り返る自分を確信しながら、家路につきました。
あっという間に過ぎてゆく道東の初夏~夏。その間に何度か訪れる今日みたいな日には、それが今までで最も新しい1日であっても、まるで思い出の中の1日にいるみたいな感覚を覚えます。
北海道を感じさせるベタな写真2枚(道外在住者向け)
昨日の辻谷商店・食堂には沢山の方々が足を運んでくださっていました。珍しく日曜を下の子ども達と過ごすことになっていた私は、お店の外の草の斜面で、ダンボールすべりやダンゴ虫採集、向かいの空き地でシートベルト取締り実施中のおまわりさんの観察などをしながら、お店の様子を眺めていました。雑貨の方では、もう何年もお店のことを支えてくれているY田さんが立ってくれて、食堂ではこの春からスタッフとして即戦力となってくれている、札幌から移住してきたN美ちゃんが、そして厨房にはKatzと、3人で店を切り盛りしていました。朝には、この道うん十年のYサキさんが、店中をきれいにお掃除していってくれていました。
そんな訳で、昨日は1日イッパイ子ども達と遊んで過ごしました。
お店のすぐ向かいの森の、おじいちゃんのシイタケ林にシイタケを探しに
ダンボール尻すべりは楽し!
夕方、コタコタになるまで子ども達と遊び、仕事もたのしいけれど子ども達と遊ぶのも楽しいし、ああ困ったなあと思いました。ずっと子ども達を週末もよそのお宅に預けて仕事をしてきたけれど、どうしたものか。一つひとつのことが、二度とない出来事だと思えばなおさら、昨日のことさえももうすでに思い出になってしまったようで、切ない気持ちになる、道東の青い空の下。今日もみんな元気元気です。ありがたや。 あや
最近、双子の息子たちが暇があればやっている遊びに「タイガーマスクごっこ」がある。
彼らが生まれてもうすぐ4年になるが、やっぱり1人と2人では何もかもが倍以上に大変だなあと何かにつけ感じていた。オッパイ、抱っことせがんで大泣きするわが子を両腕に抱え、途方にくれることは日常茶飯事であった。そこへまた小さい妹が加わり、今度はその妹を腕に、双子たちは両足にしがみつくこととなり、事態は物理的にも精神的にも能力オーバーの道へと突入していった。
ところが、ここへ来て様子が変わってきた。自転車のギアーを1に切り替えて最初のペダルの一踏みの時のように、いきなりフッと楽になった。2人は私の足にしがみつくのをやめて、お互いのムナグラをつかみ始めた。「おまえはトラだ、トラになるのだ!」で始まるそれは、そのまま♪白い~マットの~、ジャーングールーに~ の主題歌へ流れ込み、その後はリングサイドの高みからお互いの体上へ全体重にまかせて降りかかる・・・それの繰り返しである。時々、リングサイドから不敵なワライを浮かべて観戦していれば、彼らにとって私は「ミスターX]その人であり、ますます事態は白熱の一途を辿り、最後はどちらかが泣くまで延々と続くのであった。
「ミスターNO」の容赦ない反則技にあえぐタイガーマスク
思えば、私の亡くなった実家の祖母もアニメ「タイガーマスク」が大好きだった。夕方、タイガーマスクが始まるとテレビの前に兄と祖母と一緒に座り、よく観た思い出がある。アニメをきっかけに祖母は夜間放送のプロレス番組を心待ちにするようになり、当時「ジャンボ鶴田」さんや「ブッチャー」さんなどがよく登場していたように記憶している。もちろんジャイアント馬場さんやアントニオ猪木さんもいた。今、祖母にとってはひ孫にあたる双子の息子たちは、アントニオ猪木さんのことを「猪木先輩」と呼んでいる。
ジャイアント馬場さんといえば、恥ずかしい思い出がある。まだ幼かった私は、「ジャイアント馬場」というのは、ジャイアンと馬場という2人のレスラーのコンビ名だと思っていた。それで、馬場さんはしょっちゅうテレビに出ているのだけれど、ジャイアンさんはどうして出てこないのかが不思議だった。多分、ジャイアンさんはアメリカ人だから、普段は本国にいて日本のテレビには映らないのだろう、そう勝手に納得していた。
その話しを高校生になってから仲の良い友人に打ち明けると、「じゃあ、アントニオ猪木はどうなるわけ?アンとニオイノキなのか?」と聞かれた。世の中には、自分よりもおバカな人間がいるものだなあ、と妙に関心したのを覚えている。
あや
追伸:雑貨の新着情報、カフェのお知らせなどを期待してブログをみてくださっている皆様、ごめんなさい。
6月13日(日)開催予定の「虹のわマーケット2010」ですが、来週あたりから本格的に準備に入ろうかな、入らないとね、入るべきだね、入らないとやばいよね、入るべさ、入ってないの!?みたいな感じで、着々と当日に向かってカレンダーに×印がついております。
昨日は、我らが佐奈枝嬢とのミーティングで、あれやこれやが紙面上ぼちぼち確認され、前述のように来週あたりから具体化されていくテハズとなっております。
そんな中、企画の一つ「懐かしの紙芝居やさん」で使用する紙芝居に、今ひとつイメージするものに満足する題目のものがなく、町の図書館や児童館、娘の学校、保育園などを見せて頂いてもピンとこないのであります。
それで、こんな時代ですからやっぱりインターネットというもので、検索したりしてみたのですね。ありました、「黄金バット」!これを見てしまうと、もうこれ以外ないですね。「もうあなたしか、目に入らないのよ、黄金バット!」「振り向いてよ、黄金バット!」そんな私の気持ちに引っかかってくる検索結果は、大空社から出ている<懐かしの紙芝居 黄金バットほか全5巻+特典紙芝居・元祖黄金バット+実演カセットテープセット 定価38835円!!>
黄金バットの他に、丹下左膳、キンチャンコロチャン、など現時点では欲しいと思っていない題目の紙芝居が大空社のご好意により、5巻セットになっていてこの価格。かといって、大空社さんに電話して、「すみません、今日のところは黄金バットだけ頂きたいんですけど、38835円を5で割ってもらって、そこに実演テープ代プラスしてもらえたりなんてしないですよね?」なんて聞く勇気もなく。
6月13日は、刻々と近づいております。買うべきか買わざるべきか、誰か私に進むべき道を教えてください。でなければ、キッパリ「そんなお金、どこにある!?」といって下さい!
皆様の、温かなコメントお待ちしております。 合掌。 あや
「ヨネスケの突撃!となりの晩ご飯」という番組がありますが、あれが来るなら今だよなあ、と思う瞬間がありませんか?ある人は、その場で挙手をお願いいたします。(平均アクセス数から予想すると、7人くらいは手を上げた方がいるでしょうかあ)
さて、昨日の我が家は定休日だったということもあって晩ご飯がいつもより早くスタートし、炉ばた風な感じでなかなかにジューシーでスモーキーな夕食でした。普通の豚バラ、手羽先が、炭火にかかるとご馳走に。炭がいよいよ絶好調!いい感じになるころにはなんだかお腹イッパイで、こんなときご近所さんでもいたら、「ちょっと食べにおいでよ」なんて呼びにいけるのに。その辺が原野に住んでいる者の哀しさではあります。
今日は、炭火焼きの他、頂いた「こごみ(山菜)のマヨネーズ醤油あえカツブシまぜ」、「チープねた手巻き寿司(納豆、白身魚など)」、これがあれば子ども達はハッピーな「冬越しジャガイモのフライドポテト」、それからギョーザの皮に2種類のチーズを巻いて揚げた、ビールのつまみにもおやつにもなる揚げ物があり、これは「チーズパリパリ、ちょっとあんた宿題やったの、鉛筆といだの、時間割は?」という長い名前がついています。
低温からジワッと冬越しの甘いジャガイモが素揚げされていくまさにその時、ヨネスケさんに現れて頂きたい!
奥に写る発砲トレーに我が家がにじみ出る1枚
それで、「突撃!となりの晩ご飯」ですが、(あれは本当に突撃なんだと思いますが)ヨネスケさんがお邪魔する家庭は、どちらもおかずが本当にバラエティー豊かで感心してしまいます。ことに、3世代とかで同居されているお家の
晩ご飯は、煮物あり、肉料理あり、山菜あり・・・まだまだ日本の家庭料理はパワーがあるんだなあと。テレビはほとんど見ないのですが、大好きな番組の一つです。まだやっていらっしゃるのかしら?
家庭料理といえば、我が家では「お父ちゃんの味」であります。たまに台所で料理のお手伝いの真似事などをしている小さい子ども達は、「ねえねえ見て!お父ちゃんみたいでしょう?」と言って嬉しそう。私も料理が嫌いな訳ではないのですが、子ども達にとって、台所に立つ父ちゃんのイメージの方が強いのは否めない事実であります。
辻谷食堂でも朝から厨房に立ち、自宅に帰ってからも軽快に台所に立つKatzの存在あっての共働きぜよ!と、改めて実感する今日この頃なのであった。
今日もシトシト雨の弟子屈です。自宅からほどなく車をはしらせると、弟子屈の銘木に指定されているエゾヤマザクラの木が立っています。雨の中、完璧な枝ぶりにちょっと野性的なピンク色の花をつけています。
あや
冷たい雨が朝からずっと続いていて、築40年近い我が家のトタン屋根が賑やかな音を立てて騒いでいる午後11時37分であります。
5月の終わりだというのに、辻谷商店の前にある木々には葉っぱがなく、その下に立って空を見上げれば、曇り空をバックに切り絵のようなシルエットが浮かび上がります。自分が、北海道のあの地図の右端の方に立っていることを強く意識するのは、私が南国生まれだからだろうか、などどあまり意味のないことを考えながら今日も辻谷商店の看板をしまいました。
本日最後のお客さんは、アメリカからこの町にやってきた英語助手の青年で、何ヶ月か前に手に入れた小さな黒ぶちの犬と、雨に濡れながら「バーイ」と帰って行きました。いつものように、ちょっと遅い時間に1人でやってきて、Katzのスープカレーを食べコーヒーを飲み、音楽の話なんかして、またねと帰っていく。遠い国から来た彼には、辻谷商店はどのように映るのだろうか。この町はどんな風に見えるのだろうか。同じ空間にいて、同じものを見ていても、人はそれぞれ頭の中に違った映像が映っているのだろうなあ、そんなことを思いながら彼を見送ったのでした。
今日の午後、川湯の2LaKeARtGALLERyという所に「水の花、水の根」小笹 純弥写真展を観に行きました。
前から行こうと決めていたのですが、今朝から(今日がその日だ)みたいな感じがあって、雨のなか25分くらい車で走って川湯にいきました。
作品は25点くらいだったでしょうか。一緒に行っていた娘は「これが好き」と中央あたりに展示してあった写真をさしました。2人で紙に小笹さんにメッセージを残してギャラリーを後にしました。私は、明らかにここに来る前と後では、自分の中の何かが動いている感覚があって、ここに来る事ができて良かったなあと思いました。
小笹さんが見つめて映し出さなければ、自分は一生目にすることのなかっただろう世界が沢山ありました。近くに存在していながら、生涯気づかずに終わってしまう世界がこの世の中には沢山在るのかもしれないなあ、そんなことを想いました。今日、私と娘があの空間で観た世界は、どれほどの時間と小笹さんの感覚でもってあそこに作品として辿りついたのか、シャッターを押したその瞬間がなかったら、やっぱり一生この水の花や水の根は、私の網膜にも映ることがなかった訳で、なにか言葉を発するとすれば「ありがとうございます」という、間の抜けたものしかでてこないけれど、本当に心からそう想う写真展でした。よかった!
さて、同じこのギャラリーで6月からは若い友人のデザイナーで、辻谷商店のHPのデザインでもお世話になった源太君の個展が決定しています!拍手!
これは、源太くん自身による個展のフライヤーです。源太くんがこういう絵を描くということを知らなかったので、初めてフライヤーを貰ったときは驚きました。いつも柔らかな笑顔で、うちの子供たちにも優しいお兄ちゃんの彼。こちらのワガママにもいつも精一杯応えてくれるデザイナーとしての彼ですが、絵描きとしての彼は私たちにとって未知であります。個展の始まりをかなり楽しみにしています!個展のタイトルは「BLAX in my head」です。詳しい日時などは後日改めてお知らせさせていただきます。なぜって、フライヤーがカッコ良すぎて辻谷商店に現在1枚も残っていないからです!では、後日!
去年の夏、辻谷商店前の看板に絵を描いてくれました。
完成して、乾杯!裏にも抽象的な絵を描いてくれてます。ありがとう!
寒い日が続いていますが、辻谷商店には年間を通してUSEDのパタゴニアフリースが入荷しています。サイズ、デザインは入荷時期によって様々なので時々覗きに来てください。ナイロンJKやフリースパンツ、ショートパンツも入荷しています。
ヨーロッパのエコバッグも沢山入荷しています。USEDならではの古めかしいイラスト入りだったり、あちらのホームセンターのオリジナルだったり、見ているだけでも面白いデザインが沢山。どれでも1000円です。
あす、水曜日は定休日でっす!またね。 あや
「夕焼けになる前にお迎えにきてね。」
朝、Katzの車に乗って保育園に行く前に、子ども達は必ずそういうようになった。6月の夏至に向かって、夕焼けは確実に遅い時間になっているのだから、彼らの待ち時間も長くなる一方。でも、時計の読めない彼らには、夕焼けが唯一の目安。「そうだね、夕焼けの前にね。」そういって送り出すけれど、夕焼けが阿寒の山の向こうに消えそうになってから行くことも多い。
今日は朝から雨の弟子屈。夕焼けは見えないからどうするんだろうな。
今はお店の前にもほとんどほとんど人通りがなくて、冷たい雨が降っている。よし、今日は早く店じまいしてお迎えにいくとするか。
毎日のことなのに、お迎えというのはプレゼントの箱を開けるときみたいにワクワクする。ちなみに、放課後、児童館という場所に通っている娘に限っては「お迎えは5時15分、5時15分だからね!それより早くても遅くても駄目だからね!」文字を覚えたり時計を読めるようになることと引き換えに、詩的ないいまわしを失ってゆく彼女もまた、何年か前は小さな詩人であった。
お空の雲が「ワタアメ」から「スイジョウキ」に変わったのはいつだったかなあ。そんなことを考えていたら、今日もお迎えが遅くなってしまった。 あや
昨日は、スタッフの直美ちゃんが辻谷商店の近所を歩いて摘んできてくれた野の花を、娘と一緒にガラスの一輪挿しに飾ってくれました。お店の周りには、タンポポやニリンソウ、エンレイソウやエゾエンゴサクなどが次々と咲きめています。私は、野の花のなかでもとりわけ白い花が好きだなあと思います。
辻谷商店の窓際には、小さいガラスの一輪挿しが並んでいます。手のひらにちょこっと乗るくらいの小さいものは200円くらいから。それだけでは、ただの透明の穴の空いたガラスですが、野の花が入るととたんに、花もガラスも愛らしく見えます。
これからは、次々とそこいら辺に小さな花が咲くのが楽しみでなりません。この町に来て何年かは、野の花なんてまったく気が付かないで暮らしていました。数年前に娘を出産してから、実家の母が手伝いに来てくれるようになり、その母が嬉しそうに花を摘んできては花瓶に生けるのを見て、道路淵の小さな花に気をとられるようになりました。
この一輪挿しの不思議なところは、花屋さんで買ってきた花を挿してもちっとも可愛らしくないこと。その代わり、たとえその辺に生えている雑草でも、このガラスに入れるとなんとも愛らしいこと。
チープなガラスに、道端の草花。辻谷商店らしい春から初夏にかけての雑貨であります。これから、また違う形のものが入荷する予定です。
ハンドプリントのリネンのブラウスや、スミスコート(子供用・大人用)、靴下やバッグなど、是非お店にて見ていただきたい製品を置かせていただいています。是非、いらしてください。
「お店には、舶来の調味料やお菓子、お茶、ジャムなどが沢山ならんでいます。いままで沢山の食料品を置いてきたけれど、父ちゃんと母ちゃんが食べてみて、美味しいなと思ったものだけが今は並んでいます。最近は、エスニックの調味料やアフリカの辛いソースなんかもあって、辛いもの好きなあたしにはうれしい限りです。店売りのお菓子はいつもはあまりもらえないけれど、時々、弟や妹たちと一袋、ごほうびに食べさせてもらえることがあって、それがとっても楽しみです。
ボンヌママンの ジャムは、近くの角藤商店さんに種類も豊富です。また、美味しいお醤油やみりんなどもそちらにおつかいにいきます。」 食料品のご紹介は、次回!バイバイ!