夢は大きく インテリジェンスは低く 辻谷商店+つじや食堂ブログ

新緑の季節です

本日はシトシト雨の弟子屈です。朝から、「あめふりクマさん」の唄がずっと頭の中を回っています。しかも子ども達が登園の時にいつも聴いている、原田知世さんの「あめふりクマさん」です。

昨日はＫａｔｚが、うちの近所の川上の森にアイヌネギを採りに行っていました。ネギの収穫はわずかでしたが、クマの足跡を見る事ができたと言ってちょっと喜んでいました（詳しくは昨日の記事をご覧ください）。「怖くないのか」、と尋ねると、「そりゃあこわいさ」と言いつつも鼻がちょっと天向いていました。そうして勇敢な父親の収穫してきた予定よりもかなり少ない量のアイヌネギを家族で頂きました。ジャット油でいためて、ジュワット醤油をたらした「アイヌネギあっという間炒め」はその名のとおりあっという間に無くなってしまいました。それから、「アイヌネギのお好み焼き、ありあわせバージョン」は、その気負わなさがかえって功を奏したのかかなり好評で収穫、調理担当のＫａｔｚも大満足の巻、なのでした。私はといば「美味しい美味しい」といって食べるばかりの上げ膳据え膳な休日でありました。

 
弟子屈は新緑の季節です。芽吹きはみるからに柔らかく、雪解け水の流れをあつめて走る小川は、ケラケラと笑っているように見えます（娘いはく、そんなこと思うのは母ちゃんだけだそうですが）。

こんな季節はあっという間に過ぎてゆく道東なので、昨日は保育園までの道のりを写真におさめながらの登園となりました。

牧草地の中にある我が家。ここに牛たちがもうすぐ草をはみに出てきます。

 
自宅の前を流れるトウベツ川は新緑でヤワヤワです。

 遠くに雪を冠ってそびえ立つのは「雄阿寒岳」だ、息子たちよ！

最後に森の中のお馬さんに「おはよう！」といってから、国道という現実にでて保育園に到着。

 

さあ、今日も雨のなかこのコースを通って辻谷商店に出勤いたします。

お店でお会いできますように！

あや

 

 
 
 

Big Foot Stamp

みなさん、こんばんは、今日も暖かだったここ東北海道は弟子屈町でした。

本日はまずこの写真をご覧ください。
いささか解りにくいかもしれませんが、この写真は今日出かけた森の中で見つけた、ヒグマの足跡です。私の足が26センチでその上の足跡の大きさを考えますと、一緒に行っていた友人曰く、おそらく立つと２m以上、体重３００キロくらいありそうだ、とのことでした。残雪が残っている事からお解りいただけると思うのですが、山深い森の中での遭遇でした。あまりの大きさにしばし、友人と2人キョロキョロと辺りに急に気を配りだし、友人は体育の先生がよく携帯している笛で何故か三三七拍子を吹きはじめ、私はそれにあわせて、Oi!Oi!!とスキンズのように相槌を打つしまつ。その様、山のカムイも『あいつら近づかないほうがいいわ、、、』と呆れるくらいのうろたえぶりだった事でしょう。冗談はともかく、あまりの大きさに本当に感動しました。いくら、サイエンスおよびテクノロジーがすすみ、この間まで携帯電話も持っていなかった私が、いまやTwitterなんてものまではじめても、（フォローヨロシク！）山深い森の奥では、こんな大きなヒグマが冬の眠りから覚めて生きているのです。なんて素晴らしい東北海道の自然なのでしょう！そして、この写真の現場にくる前には、大きな鳶がウサギを捕まえて飛び立つ姿にも遭遇しました。少し離れたところには町がある中、ひっそりと生命にあふれる森と水の流れがいつまでも変わらない事を願っています。

　いやー本当に大きかった！ありがとう。お邪魔しました！

                       katz

 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 

なまらリアルなスーパーボール

  
 辻谷商店、商店なのに商品の紹介があまりないのですが、人知れず毎日雑貨や衣料、石鹸から食料品までいろんなものが入荷しています。

アメリカからは「なまらリアルなスーパーボール」１個４２０円。雲までリアルですが、陸地の部分が案外アバウトなので、地理の先生がみたらご指摘を受けそうなゴキゲンなつくりとなっています。

同時に昔懐かしい「日光写真キット」や、あなたも教科書のページの端に描いたことがあるかしら？「パタパタ本」、覗くと世界が七色に見えるレンズや、バードコールなどなど、無くても困らないけれどあったら楽しい雑貨が届いています。

 本日、水曜日は定休日です。６月１３日の「虹のわマーケット」の飾りつけを考えたり、ポスター掲示のお願いに町へ行ったりしようと思っています。ここ何年か、細切れに考えていたことが、最近になって点と点を結ぶようにつながって形になっていきそうな感じがしています。結んでいるのは、自分達ではなくて、自然につながることができた友達や、お店に足を運んでくれる方たちのように想います。こうゆうことは、どんなことよりも嬉しい嬉しいことです。　　そんなことを感じさせてくれる友達のＨＰ　http://wakka.biz　道東の空気をＰＣの画面上からでも胸いっぱい吸い込める素敵なページです。本当に！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　あや

 
 

CDの入荷情報です

やっと、やっと暖かくなってきた弟子屈町です。本当にありがとうっ！！と、感謝したくなりますね。ただ、あと１ヶ月で夏至がやってくるわけですが、それがすぎるとまた一日、また一日と陽が短くなるのでありまして、なんかちょっと、南に住んでらっしゃる方達より損してるなーと、感じたりもするのは、私だけでありましょーか、、、フーテンの寅さんの「おいちゃん！それを言っちゃーおしまいよっ！」という声が聞こえてきそうでもありますが、まあ、あまり深く考えずにですね、日本一美しい道東の春から夏を楽しみたいものであります。ねえ、角藤さん！

えーさてさて、あやブーも大絶賛の、弟子屈町唯一のレコード、CD＆DVDショップ、通称、原野レコーズではゴールデンウィークも終わり、人影も疎らな中、遠くBrasilやあちこちよりCDが入荷して来ています。なかなか写真に撮るのが難しいので、観にくいかも解りませんが、お知らせ致します。
Ben SidranのボブディランのカバーアルバムDylan Different

Eva Cassidy Live at Blues Alley       Don Cherryの名盤　Here&Now     Shawn ColvinのCover Girlは2曲目のTomWaitsのカバー（Lokking for)The Heart of Saturday Nightがグッときます。

ウルグアイのアーティスト、Jorge Drexlerのニューアルバム、Amar La Trama    東京を中心に活動しているアフロ　ブラジリアン　ロックバンド、Pikaia Pandeiro Specialの１st、Sangue!!このバンドは、９月にここ辻谷商店での３年ぶりのLIVEが決定しました！パチパチパチ！　　　アルゼンチンのBossaNova,ギターリスト、Agustin Pereyra Lucenaの１９７５年の名盤が世界初CD化されました、こちらはアナログ盤も一枚だけ入荷してきています。Sergio MendesのニューアルバムBom Tempo今回のアルバムもかなりご機嫌なこれからの季節の１枚です。
ブラジル、アルゼンチンからは、MombacaのニューアルバムAfro Memoria、ゲストにMart'Nalia,Maria Himeなどなど、強者ぞろい。Francisco BochatonのPALIZA 2cd, El Principe y nico davis  Amor en el zaguan,  Juanito el Cantorの12 Conciones,,,は邦題では１２の愛の歌と1本のワインというタイトルです。ギターと歌のシンプルな内容です、フアナモリーナが好きな方にもオススメです。辻谷商店の近くにある、老舗の酒屋さん角藤商店さんで、美味しいワインなど買って、休みの日の音楽にいかがでしょう？

個人的の大ファンの７弦ギターの魔術師、Yamandu Costaの１stアルバム（希少です！）とニューアルバムLuz Da Aurora,　　Agustin Pereyra Lucenaの1970年のアルバム、Roberto FonsecaのAKOKAN,キューバジャズのピアニストの２００８年のハバナ録音です。

レゲエも熱いです！Count Ossieの１９７５年の超名盤Tales Of Mozambiqueはアフリカン、ジャズ、レアグルーブのファンにもお勧めです！ジャマイカの最重要バンド、ソウルシンジケートのVo,Earl Chnna Smithのそろアルバム、Beenie ManのART&LIFE,  Mano Negra でCasa Babylon

MANU CHAOのほぼ全タイトルとか、、、、、
一家に一枚！と、強くお薦めしたいアルバムや、、、、極め付けは、、、
ついに、発売されました！もう何も言う事はありません、奥さんにちょっと内緒で購入し、朝までいろんな事を思い出しつつ、グググッ！ギリギリギリッと酒でも飲んで聴いて下さい。そして白々と夜が明けはじめる３時くらいに、冷たい布団に潜り込むのです。

今日も弟子屈は平和極まりない一日でした。桜もそろそろ咲き始めます。皆さん、是非ドライブにいらっしゃって下さい！おまちしてます！明日、水曜日は定休日となってます。

辻谷商店がお休みでも、全く心配はありません。そこらへんは奥の深い摩周温泉。辻谷商店の前の道を進んで行きますと、先ほどもお薦めいたしました老舗の商店、角藤商店さんhttp://www.ne.jp/asahi/masyu/kakufuji/   がございます。ちょっとこだわりの食品から安価で美味しいワイン、こだわりの貴方に対応可能なヴィンテージワイン、国産ビールからジャマイカのレッドストライプ！根室の地酒、北の勝から土佐の銘酒、酔鯨まで！そのほか、ちびっ子の大好きコーナー、美味しい焼酎などなど、とても私の未熟的低学歴な文章力ではその魅力の少しもここに表せないのですが、まあ、とにかく皆さん！次回こちらへいらっしゃった時には、弟子屈の町中にも行ってみて下さい。神社の桜はきれいですよ。

それでは、明日はお休みします。

　　木曜日より皆様のお越しをお待ちしております！　アディオス！　　　　Katz       

「虹のわマーケット」のお知らせ その2

6月13日に開催予定の、「虹のわマーケットＩＮてしかが２０１０」のポスターが完成しました！源太くん、としさん、本当に本当にありがとうございました！想いや願いがギュット詰まった素敵なポスターです！

このマーケットのコンプトや出店希望要項、開催までの進行状況などは、「虹のわ」のＨＰをご覧くださいね。また、このマーケットのコンセプトに賛同頂き、ＨＰにリンクして頂ける方がいらっしゃいましたらどうぞヨロシクお願いします！

http://nijinowa.jimdo.com

 

 

そんな彼の、卵焼き

3歳の息子の一人が（というのは双子なので）、最近卵を割るのに凝っています。庭から自然に生えているネギみたいなのを採ってきて、それを入れるようにもなりました。いつも、もう一人のスピードと要領の良さに先を越され損することも多い彼ですが、卵焼きに貢献することで自信と探究心を取り戻しつつあるようです。

そんな彼と作った玉子焼き。そして彼の描いた玉子焼き。

玉子焼きを見て描いたのではなくて、彼が描いたものを観て焼いたのがおもしろいなあと思って眺めました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　あや

ドキュメンタリーＤＶＤの扉

辻谷商店の中には通称「Ｋａｔｚ商店」とでもいうべきコーナーがあって、それがこのＣＤ、楽器、ＤＶＤを並べた一角です。突発的に、しかも頻繁に並べ替えが本人によって行われるのですが、一体どこがどう変わったのか私の目からはかわからないのが正直なところ。「なんだか気の流れが変わったきがするう」とかいって、並べ替えが終わって満足そうなその人に感想を述べるのが関の山、なわけですが、ＣＤなどはそのジャケットを眺めているだけでもかなり面白い、そんなコーナーです。

それでも、この一角でなにかに取り付かれたようにいつまででも動かない方や、宝物を見つけたとばかりに2枚組みレコード（レコードですよ！）を手にしてお連れ合いに買ってもいいかの承諾を得てレジに並ぶ熟年の男性などもおられたりするのですね。こういう方たちに、モチベーチョンも含めて支えられている、そんな気がします。このコーナーに関する志はＨＰの「ＭＵＳＩＣ」のページに書かせて頂いていますので、ヨロシクお願いいたします。

昨年あたりから、ドキュメンタリーＤＶＤの取り扱いも増えてきました。店主の一人でありながらファンでもあるドキュメンタリーの棚。写真、解説を読んでいるだけでも、もう素通りするわけにはいかなくなってしまいます。知らなかったことに心が向いたり、知っていると思っていることが間違いだったのかもと思ったり、本当のことってどこにあるのだろうと思ったり。ドキュメンタリーＤＶＤのジャケット1枚1枚が、どこかへ続く扉のようにも思えてくるのは私だけでしょうか？なかなか目にすることのできないものも沢山ならんでいると思いますので、興味のある方は是非覗きに来て下さい。

では、最近観たＤＶＤを2本ご紹介します。

 「未来を写した子どもたち」　　　　　　　　　　ＢＯＲＮ　ＩＮＴＯ　ＢＲＯＴＨＥＬＳ　　　　　　　監督・製作ﾛｽ･ｶｳﾌﾏﾝ/ｻﾞﾅ･ﾌﾞﾘｽｷ

インド・カルカッタの売春窟に生まれついた子どもたち。ある日子どもたちはカメラと出会い、自分たちに無限の未来と希望があることを知る。

このドキュメンタリーは、最近ＷＯＷＷＯＷでも放映されているそうですが、ＤＶＤ（特別版）には撮影から3年後の子ども達の再会映像や、出演者の一人でフィルム中でもひときわ魅力的な存在であったアヴィジット君の来日時のインタヴィーも収録されています。本編を観た後のこの特典映像がまた本当に素晴らしくて、人は、環境や教育や希望を持つとこによって、こんなに成長していくものなんだなあと感動しました。とにかく一人一人の子どもたちが魅力的で、インスピレーションを得たいときにも何度も観てしまうくらい大好きなフィルムです。この特別版には、子ども達の撮影した写真がポストカードになって入っています。

「女工哀歌（じょこうエレジー）」　ＣＨＩＮＡ　ＢＬＵＥ　監督・撮影ミカ・Ｘ・ヘレト

これは現代の「蟹工船」か？世界の工場＝中国の舞台裏に迫る驚きのドキュメンタリー！女工たちの平均年齢15歳。中国製（メイドインチャイナ）の裏側に迫る！

自給7円という低賃金で、欧米諸国へ出荷するジーンズをほとんど休む間もなく作り続ける少女たちを観て、最近の激安衣料の裏側を目の当たりにすることになります。どう考えても安すぎる、

そう思いながらも安さに心奪われて、そのことの意味を考える思考力まで失っていないか、はたまた、企業努力の賜物だと思わされていないかと、自分や身の回りを取り巻くものを振り返る再スタート地点を与えてくれる作品
だと思います。また、中国をはじめ、アジア諸国は賃金が安いから商品も安く製品にすることができると当たり前のように思っているが、いくらなんでも自給7円なんて、それすらも未払いになりがちな状況を作り出しているものはなんなのか。商品を取り扱う職業としても、常にアンテナをはっていなくてはならない現実だと感じながら観ました。また、「情けないネコ」の記事でも書きましたが、こうゆう状況のもとで作られた可能性のあるものに対する想像力と愛情を、エゴかもしれないと思いつつも持ち続けていきたいとも感じさせてくれた作品でした。　　

他にも興味深い作品が沢山ありますので、時々ご紹介させていただきます。　　　　　　　　あや 
 

 

  

ネコの名前発表！

こんばんは。5月12日の「情けないネコ」の記事上でネコの名前を募集しましたら、

「くにゃん」「くーにゃん」「にゃん子」「ぺきんちゃん」の応募を頂ました。ありがとうございました。持ち主である娘に決定してもらったところ、ロス在住のティーンエイジャーＴａｋｅｒｕ　Ｉｎｕｉくんの「にゃん子」！に決定いたしました！Ｔａｋｅｒｕくんありがとう！パチパチパチ！Ｔａｋｅｒｕくんには、なにかいいもの送っておきます。

他愛もないお題におつきあいくださった皆様、ありがとうございました。

Ｔａｋｅｒｕくんの応募ということで、娘にとっては後は追随をゆるさぬみたいな感がありまして、「ぺきんちゃん」は殆ど耳に届いていませんでしたが、「くにゃん」「くーにゃん」の時点では、どっちにしようかなあと真剣に悩んでいました。

晴れて名前を頂いたネコは、本日もやっぱり情けない顔で我が家に座っております。結果報告でした。　　あや

ジャンベ ワークショップ

みなさん、こんばんわ！昨日は、ポカポカ陽気の弟子屈でしたが、今日になって、朝からひんやりでちょっと寂しかったのですが、本日もたくさんのご来店、ありがとうございました！

昨日、無事にお知らせしていました、ジャンベのワークショップ行う事ができ、遠くから参加して頂きました！釧路で活躍しているバンド、アフリカブレの2人もお手伝い、サポート、ありがとう！！ワークショップでは、本当に基本からスタートして２時間弱、みんなで楽しい時間を共有できたのでは思っています。また、これからも太鼓を通じて昨日に様な時間を持てたらと思っていますので、もし興味のある方がいましたら、また、ご連絡ください！お待ちしてます！！

今日は昼に開店してしばらく、３年前の同じ時期に、このお店で見送って沖縄は与那国島へ旅立った友人が何の前触れもなく、３年の時を経て、お店にやって来てくれました！昨日は、以前、高校生の頃にバイトしてくれていた男の子が、可愛らしい女の子を連れて、何年かぶりに来店、『今、入籍してきました！」とピカピカの笑顔で来てくれました。ありがとう！嬉しかった。幸せになるんだよ！

静かで幸せな出会いがあった、週末の辻谷商店でした。私たちが出掛けなくても、皆がやって来て下さる！お店をやっていて本当によかったな！と、あらためて感じた春の日でした！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　みなさん、ありがとうございます！

　　　　　　　　　　　　　Every Mistake is a New Style                           katz

春の恵み！

寒い寒い弟子屈町より、ボンデュール！ハロー！こんにちは！アニョハセヨッ！ジャンボー！ サワディーッカッ！毎日毎日、しっとり寒い、こちら極東の東の果て弟子屈町でございますがっ、皆さんお元気でしょうか？先日の水曜日は嬉しい嬉しい定休日であったのですが、私、カレーシェフ兼、バイヤー兼、よき夫兼、辻谷商店のMr.XことKは尊敬してやまない友人の郷くんと、いくべいくべ、行くしかないっしょ！と、毎年恒例、春の山菜採りに出掛けて参りました！パチパチパチ！！

小雨降る中、とある山深い林道を雪を踏みながら進みますと、そのネギの谷はひっそりとありました。「今年はどーかねー」、「パフュームの新曲チョーヤバくねー」などど言い合いながら、愛用の合羽に着替えて準備完了！いくベッ！いくベッ！！と森に足を踏み入れたその時！！！我々の目に飛び込んで来たのはっ！！（水曜スペシャル調） 
 

おそらくは、この山の守り神である山親爺さまの強烈な引っ掻き傷でありまして、おめーらっ！わかってるだろーなあ！山荒らしたら、ガツーーンとイクけんね！ゆるさんけんね！！と仰っておられるようで、私たちも、阿寒湖温泉のかわいコちゃんコンパニオンさん（ご来店お待ちしております）の様に、シツレイ致しマースと顔色青白く、山へと足を踏み入れたのでした。まあ、いざという時には、弟子屈町は永井釣具店で購入した、熊撃退小型スプレーがポケットに忍んでいるので、安心！なはずなのですが、なにしろこのスプレー、射程距離が２メートルと超至近距離でしか効果を発揮しないのが難でありまして、また、仮に親爺さんと２メートルの距離で対峙しまして、その時の風向きが向かい風である場合、自分に噴射！という、最悪のケースもある訳で......そんな事を妄想しつつ、ポケットのスプレーを汗でびっしょりの手で何回も確認しつつ足をすすめて行きました。春の山の空気、身体の隅々を浄化してくれている様で、気持ちのいい事この上なし。そして、１０分ほど進んで行きますとっ！
あ、あ、ありましたっ！山深くひっそりと生えるその姿！う。う。美しい！それでは、それでは.....と、郷クンは鋭い小刀マキリで私はペティーナイフで、郷クンはパフュームを歌いながらっ！私は三橋美智也さんの哀愁列車を８ビートで、周囲を気にしながら、摘んでいったのでした。山菜を摘む点で、大変大事なのは、全体量の２０−３０％の太い物のみを摘むという事と、同じ株から２本出ている物は、必ず１本は残すという事です。最近は、全部容赦なく刈ってしまうフトドキな山菜ピッカーが多くて、いけません！自然は繊細なものなので、やっぱり毎年こうして恵みを与えてくれる山にリスペクトして採りたい物です！ただ、そんな事言ってる私も、気づけば鼻歌が,「ウーミの神ー！♬ヤーマの神ー！！♬」と北島三郎先生になっていて、「まずい、まずい、ノリが漁師になってるわ」と襟を正して、採るのでした。ギシシシ。

雨の中を採る事２時間、そろそろ行くベかーと、山を下りますと......
親爺さんの餌場にバッタリ.........。さ、さ、さ、お互い里には、おっかねえ母ちゃんと、可愛い子供を残して来たから、帰ろう帰ろっ！と急ぎ足、手はビッチョリで無事に山を下りてきました！そして、帰りには、郷クンが美人妻フキちゃんと営む、グレートな民芸喫茶ポロンノで美味しい美味しいコーヒーを頂いて帰路につきました！阿寒方面にドライブに行かれる方は、阿寒温泉アイヌコタン内の民芸喫茶ポロンノへ....         http://www7.plala.or.jp/poronno/ 　ユックセット（鹿と山菜の汁と、豆ご飯、メフン）は最高です！是非、お出掛けください！！ほんとオススメ！

採って来た山菜は、その日の晩ご飯に、あやブーが美味しく美味しく天ぷらにしてくれました。子供たちとガシガシと頂きました！美味しかった！最高！残った分は、この週末のカレーにもトッピングされますよー（売り切れ御免）

明日、土曜日は１７時よりジャンベのワークショップを予定しています！
道東の豊かな自然と、春の恵みに感謝して！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Peace&Love             katz